にょきにょきの杜の 思い
第8回にょきにょきの杜の開催の詳細をお知らせしてきましたが、なぜにょきにょきの杜のイベントを開催するか・・・という思いについて少しお話させて下さい。
人の人世ってほんとにいろいろなことがありますよね。嬉しい事、悲しい事、つらい事・・・
嬉しい事は人と分かち合い、みんなが幸せな気持ちになれるのでいいけれど、つらい事、悲しい事は何となく一人で抱えがちになってしまいます。
今はとても複雑な世の中で昔、常識だったことが今、非常識になったり、新しい考え方がどんどん進んで、知らぬ間にそれについていけない頭になってしまっていたりしますよね。
歳をとったから、障がい者だから、引きこもりだから、不登校になったから、いじめられたから、人間関係がうまくいかないから、夫婦関係がぎくしゃくしてるから、子供が何を考えてるかわからないから
など人にはそれぞれの抱えてるものがあります。
でも、どんなひとも生きている、そして決して一人では生きられない、だからいろんな人がお互いを助け合い、みんなで生きる価値を見つける場所が大事じゃないかなと思うのです。
例えば、不登校の子供たちが障がい者の子供たちとふれあい、障がい者の方の生き方を目の当たりにして学ぶことが出来たら、自分が人に為に役立つこと、同じ命の尊さを知ることで、自信を持つことが出来る。
そして、何よりも心が癒されていくのです。
みなさんの周りになんの雑念もなく、心からピュアに生きてる人はいますか?
私の周りにはいます。彼女は知的障害、自閉症、目が不自由、言葉もちゃんと話せない、食事も流動食しか食べられない
お腹には大きな手術の傷が痛々しく残っています。
でも、彼女の心には何もないのです、人と比べる事、人を妬むこと、自分だけが良ければいいという思い、こうした方が得だという損得勘定も何もない。
ただ、毎日、日々を楽しみ、人とふれあい、少しずつ成長して自分のペースで与えられた人生を全うしています。
もちろん、彼女は一人では何もできません。でも彼女のお世話をして下さってる方々は彼女を疎ましく思っているでしょうか?
違うのです、彼女のお世話をして下さるみんなが彼女のなんの穢れもないピュアな心に癒されているのです。
彼女は何もできないようで、ホントは誰にもできないことができているのです。
みんなが言います、彼女は天使だと!! そして私も疲れた時は彼女の笑顔に癒されまた、生きる元気をもらうのです。
年配者には培った素晴らしい知恵があります、それを継承しなくてはなりません。
みんなが混ざり合うことできっと双方向の価値が生まれ、お互いの幸せに繋がっていくと信じます。
お年寄りは老人ホーム、子供は子供、障がい者は施設そんなくくりのない、みんなが集まれる楽しい場所があってもいいんじゃないかと思うのです。
行政の助成金を頼らなくてもみんなで、自立して収益も上げていけるという理想も掲げながら、そんな場所を綾部につくりたい!!
だから、綾部の皆さんと仲良くなりたい。
その一歩がにょきにょきの杜のイベントなのです。
もちろん、私は若くないので、もしかしたら私が生きているうちには、叶わない思いかも知れません。
でも、生きてる限り続けることで、思いを引き継いでくださる方が出てきてくれたなら、こんなに嬉しい事はありません。
若い頃は綾部は田舎で何もないと思っていました。でも、今は綾部は素晴らしい所だと思います。
移住してきた方もたくさんいらっしゃりるし、いつも協力してくれる若い方々のエネルギーに新しい綾部を感じ、これからにわくわくしています。
綾部の皆さん今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
もし、賛同頂けて、楽しいお話ができる方がいらっしゃったらいつでもお電話ください。
090 8208 9078 本田